レム睡眠・ノンレム睡眠

レム睡眠

レム睡眠はノンレム睡眠と交互に約90分サイクルで繰り返されます。

 

睡眠を開始すると、通常はノンレム睡眠から始まります。

 

ノンレム睡眠と、レム睡眠周期のセットを、睡眠周期と呼びます。

 

レム睡眠とノンレム睡眠は基本的には一晩に4、5回繰り返されます。

 

レム睡眠は、あたかも覚醒時のような状態となり、抗重力筋の緊張が完全に消失し、自律機能は不規則な変動を示します。

 

つまり、レム睡眠は主に体を休ませるための睡眠と言うことができます。

 

レム睡眠中は、脳からの運動指令が遮断され、筋肉の緊張を積極的に抑制し、運動器系を休ませることが目的でうs。

 

レム睡眠という名称は、rapid eye moement の頭文字REMからきています。

 

睡眠時に、浅い睡眠中に眼球が高速で運動していることから(高速眼球運動)この名が付きました。

 

 

レム睡眠時には、脳波は覚醒時に似た状態を示します。ノンレム睡眠が1時間半から2時間持続した後に訪れ、1回のレム睡眠の長さは10〜30分前後です。

 

これは人により誤差があります。

 

レム睡眠時には、脳は活動しており、夢を見ていることが多いとされています。

 

睡眠時には、レム睡眠とノンレム睡眠が交互に繰り返され、徐々にレム睡眠の時間が長くなっていきます。

 

 

ノンレム睡眠

レム睡眠では無い状態を、まとめてノンレム睡眠と呼びます。

 

睡眠時には、まずノンレム睡眠が出現します。

 

レム睡眠は体の疲労をとる睡眠と解説しましたが、一方、ノンレム睡眠は脳の疲労をとる睡眠です。

 

 

ここから下は詳しくなるので読み飛ばしてもらっていいです。

 

ノンレム睡眠は、以下の4段階に分けることができます。

 

以下、各段階の解説です。

 

1.最も浅い睡眠期。 α波が消失しかかり、θ波が出現します。

 

2.睡眠紡錘波spindleとKー複合(k−complex)が認められます。

 

3.δ波を主とする徐波(遅い周波数の波)が、多く見られます。

 

4.最も深い睡眠期。徐波がさらに高振幅となり、脳波記録の大部分を占めるようになります。

 

ステージ3、4は徐波睡眠と呼ばれる深い眠りのステージです。

 

第4段階の最も深い睡眠相では、急速な眼球運動を伴わず、呼吸、脈拍、血圧などの自律機能は比較的安定しています。

 

ノンレム睡眠の時には、成長ホルモンやコルチゾールなどのホルモンが分泌され、新陳代謝や免疫機能を高める働きが行われています。

 

成長ホルモンは、寝付いてから3時間の深い眠りの時に集中的に分泌されます。

レム睡眠と金縛り

夢を見るのは、眼球が活発に運動しているレム睡眠中です。

 

この時は、睡眠中枢の働きにより、全身の筋肉が弛緩しており、力が全く入らない状態です。

 

この状態の時に、意識があると、「金縛り」だと感じてしまうのです。

 

金縛りは、医学的には「睡眠麻痺」という名前がついています。

 

この睡眠麻痺の状態では、眼を動かす筋肉および呼吸に使う筋肉以外は、脳からの運動の命令が届きません。

 

睡眠麻痺は、入眠時や、中途覚醒時に、この働きが作用するために起こる現象です。

 

通常の睡眠のリズムでは、脳を休ませるノンレム睡眠から睡眠のサイクルが始まります。

 

しかし、精神的ストレスを強く感じている時や疲れがたまっている時、睡眠の時間帯が不規則な時には、睡眠のサイクルが身体を休ませるレム睡眠から始まってしまいます。

 

そのため、入眠の始めで意識はあるのにもかからわず、いきなりレム睡眠から始まってしまうため、体が動かないのです。

 

睡眠麻痺が世界各国で霊的なものとして捉えられてきたのは、人の死に関わる時には、大きな精神的ストレスがかかり、また葬儀の準備などで身体的にも疲れがたまりやすいからでしょう。

 

睡眠麻痺の詳しいメカニズムは現時点ではよく分かっていませんが、金縛り=睡眠麻痺を予防するためには、

 

規則正しい睡眠リズムを刻むことが大切です。